昨今、葉酸を妊娠前から摂取した方がいいと言うのは、テレビや雑誌でも話題になっているので知っている人も多いと思います。ですが、なぜ必要なのか?どれくらい摂取すればいいのか?を知っている人は意外と少ないのです。葉酸を食事だけで必要量を摂取するのは難しいので、葉酸サプリでしっかりと必要な栄養素を補いましょう。
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妊婦さんにおすすめの葉酸サプリランキング!



妊婦さん(妊娠中)に葉酸が必要な理由
葉酸は妊娠前から妊娠初期の頃が一番必要なのですが、妊娠してから(妊娠中期以降)も必要です。なぜ必要なのか?それは、必要量の葉酸を摂取していないと以下のデメリットがあるからです。
- 妊娠中に貧血を起こしやすくなる
- 妊娠中の冷え性が悪化する
- 免疫力が低下して風邪を引きやすくなる
- 胎盤早期剥離を引き起こしやすくなる
- 妊娠高血圧症候群が発症しやすくなる
妊娠中に貧血を起こしやすくなる
意外と知らない人も多いのですが、妊娠中に貧血を発症する妊婦さんは、4人に1人の割合というデータがでています。特に妊娠中期~妊娠後期にかけては、赤ちゃんの成長に鉄分が多く使用されるので、鉄欠乏性貧血という鉄分不足による貧血を引き起こします。
軽度な貧血なら問題ありませんが、重度な貧血になると、赤ちゃんへ送る酸素も不足していきます。赤ちゃんは、へその緒や胎盤を通じて子宮へ送られた血液中の酸素で呼吸しているので、赤ちゃんへ送る酸素が減るとということは「命の危険」ともとれます。
葉酸には造血作用もあるので、妊娠中に貧血を起こさないためにもしっかりと必要量の葉酸を摂るようにしてください。
妊娠中の冷え性が悪化する
妊娠すると体が冷えやすくなるのですが、今まで冷え性とは無縁だった女性でも、体が冷えやすくなります。身体が冷えるということは病気の元にもなるので、さまざまな体調不良の原因になります。もちろん、お腹の中の赤ちゃんにも影響が出てくるので、決して無視できるものではありません。
お腹の中にいる赤ちゃんは、本能的に快適な温かい場所を探す傾向があるため、母体が冷えていると血流と体温が感じやすい心臓の近くへ頭を移動させてしまいます。その結果、逆子になるリスクが高まるので、妊娠中の冷え性は絶対に予防しなければいけません。
冷え性の原因は自律神経の乱れなど、主に血流障害からなります。血液の流れを良くすることが予防にもなるので、造血作用のある葉酸を摂取して冷え性を予防するようにしてください。
免疫力が低下して風邪を引きやすくなる
妊娠中は免疫力が低下するため、ほとんどの妊婦さんが妊娠中の風邪の経験しています。普段ならそこまで気にする事のない風邪でも、妊娠中はお腹にいる赤ちゃんへの影響をまずは考えないといけません。
妊娠中の風邪は、軽度であれば問題ありませんが、40度以上の高熱が数日続くと羊水の温度が上昇し、お腹の中の赤ちゃんの体温も高くなり大変危険です。また、激しい咳を繰り返すと、赤ちゃんに送る酸素の量が減ってしまうリスクも出てきます。
妊娠中の風邪はかなり危険ですので、身体を冷やさないように血流を常に良好な状態で保ち、葉酸などの栄養素を身体にしっかりと送り届けることが重要です。
胎盤早期剥離を引き起こしやすくなる
妊娠中期以降で心配になってくるのが胎盤早期剥離です。胎盤早期剥離とは、別名を常位胎盤早期剥離とも呼ばれていて、赤ちゃんに栄養と酸素を届けるための胎盤が、妊娠22~36週あたりの時期に子宮壁から剥がれてしまうことです。
通常は出産後に自然と子宮から胎盤が剥がれるのに対し、胎盤早期剥離は早期に外へ出てしまうため母体と赤ちゃんの健康に大きな影響を及ぼす危険が出てきます。
胎盤早期剥離の発症率は約0.3~0.9%と言われていますが、葉酸には胎盤早期剥離の代表的な原因である、妊娠高血圧症候群を予防する効果が期待できるので、妊娠中期以降もしっかりと葉酸を摂取するようにしてください。
妊娠高血圧症候群が発症しやすくなる
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)は、妊娠後期に約1割の妊婦さんが発症する病気で、決して珍しい病気ではありません。代表的な症状は、高血圧、めまい、むくみ、胃痛、頭痛、吐き気などです。
ですが、症状が酷い場合は、出血が止まらない、全身に痙攣(けいれん)が起きたりするHELLP症候群(へるぷしょうこうぐん)、胎盤早期剥離(常位胎盤早期剥離)などを引き起こし、母体や赤ちゃんの命に関わることもあります。
また、妊娠高血圧症候群は、赤ちゃんの健康と成長にも大きく影響するので、視覚障害や聴力障害のリスクをともなう低出産産体重児、子宮内で赤ちゃんが亡くなる子宮内胎児死亡につながることもあります。
妊娠高血圧症候群の予防は、食生活を始めとする生活習慣の見直しが大切ですが、葉酸やミネラルなどの栄養素も必要不可欠です。
妊娠中でも手軽に必要量の葉酸を摂取にはサプリがベスト
妊娠中期~妊娠後期でも、葉酸は一日に480μgの摂取が推薦されています。食事から240μg、残りの240μgはサプリからです。ですが、現代社会の20代では、食事から摂取できている葉酸の平均量は217μgと少な目です。ですので、葉酸サプリもできるだけ1日240μg以上とるように心がけてください。
葉酸サプリを摂取することのメリット
葉酸サプリで葉酸を摂取することには様々なメリットがあります。
- 葉酸が多めの献立を意図的に作る必要がなくなる
- サプリなのでどれだけ忙しくても数秒で葉酸を摂ることができる
- つわりなどで食欲がなくても葉酸サプリである程度の栄養は摂れる
- 外出先にも持ち運べるのでどこでも葉酸を摂取できる
- 葉酸だけではなく妊婦さんに必要な栄養素がバランスよく配合されている
葉酸サプリは、葉酸以外にも女性に不足しがちな栄養素が摂れるので、毎日栄養のことを考えた献立を考える必要がなくなるのは妊婦さんにとって嬉しいですよね。つわりなどで体調が悪い時などは、ほとんどの妊婦さんはご飯を作る元気もありません。
食欲もなくなる女性も多いので、葉酸サプリで必要な栄養素を手軽に摂れるというのは妊娠中には必要なことなのです。
妊娠中の女性が葉酸サプリを選ぶ際のポイント
妊娠中の女性が葉酸サプリを選ぶ際のポイントは下記になります。
- 有効成分(特に鉄分)
- 価格
- 安全性
- 継続できるかどうか
有効成分(特に鉄分)
妊婦さんに必要な栄養素は葉酸だけではありません。食生活が偏ると不足しがちなビタミンやミネラル、妊娠中の貧血予防のための鉄分などなど、葉酸以外にも摂取しなければいけない栄養素はあります。
この中でも特に多く必要なのは“鉄分”で、妊娠中期以降は葉酸よりも「鉄不足」になりがちです。通常の食事から摂取できる鉄分は6.1mgなのですが、妊娠中期以降は21.5mgもの摂取が推薦されています。
食事だけでカバーするのは正直無理なので、鉄分が多めの葉酸サプリで補うようにしてください。
価格
葉酸サプリは“無料”ではないので、自分が求めている栄養素がしっかりと配合されていて、かつお手頃な値段のサプリを選ぶのがベストです。葉酸サプリは定期で購入する方がお得な場合が多いので、お得に購入するなら定期で購入するようにしましょう。
安全性
安全性というのは、どういった成分が入っているか?だけではなく、どこで作られているのか?添加物は入っているのか?などもしっかりと確認しておきたいところです。
継続できるかどうか
継続して飲むことができるのか?というのは非常に大切なことで、青汁のように苦くて数日で挫折したり、外出等で飲み忘れがあるのもよくないです。葉酸サプリは持ち運びにも便利ですので、どこにいても飲むことができるのは大きなポイントです。
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