葉酸の過剰摂取が妊婦さんにあたえる影響と副作用

葉酸は妊婦さんと赤ちゃんの健康には欠かせない栄養素です。そのため、妊娠初期は通常よりも多く摂取することが理想的といわれますが、過剰摂取になると体調不良や赤ちゃんの病気に影響します。ここでは、葉酸の過剰摂取がもたらす副作用について詳しく解説します。正しい葉酸の摂り方もご紹介していますので、ぜひチェックしてください。

葉酸の効果

葉酸は水溶性ビタミンの一種であり、造血作用や胎児の体が形成されるための細胞分裂や細胞増殖に深く関わっている栄養素です。そのため、赤ちゃんの神経管閉鎖障害など先天異常のリスクを下げることや、母体の健康を守るために妊婦さんには特に多くの葉酸を体は必要とします。

参考:葉酸で発症リスクが低減できる神経管閉鎖障害とはどんな病気?

さらに、妊娠の有無に関わらず、葉酸には動脈硬化の予防、貧血の予防、認知症予防、うつ病予防など、体にさまざまな健康効果をもたらすこから、毎日の食事から摂取することがすすめられています。

葉酸の1日の摂取量とは

葉酸は通常でも1日に240ugの量を食事から摂取することが理想的とされます。そして、妊娠中は480ug、授乳期は340ugと妊婦さんはより多くの葉酸が体には必要になります。

さらに、特に葉酸の力が必要になるは、赤ちゃんの体が作られる妊娠前から妊娠初期の妊婦さんです。この時期に葉酸を多く摂取した場合、神経管閉鎖障害が発症するリスクを60~75%の割合で下げることができるといわれています。

参考:葉酸は妊娠前から始めることが効果的!?妊娠に影響する葉酸の役割

妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までの期間は、食事からの摂取量に追加して葉酸サプリ400ugの摂取が厚生労働省から推奨されています。そして、安全に葉酸の効果を得るためには、1日の葉酸の摂取量は1,000ugまでに上限が定められています。

葉酸の過剰摂取をするとどうなる?

普段の食事で摂取する葉酸は、調理で大半が失われるとともに、体に吸収されず不要になったものは尿と一緒に排出されるため、過剰摂取の心配はほとんどありません。しかし、葉酸サプリを規定量を超えて飲んでしまったり、病気の治療のために葉酸を大量投与したりすると、体や赤ちゃんには悪影響を及ぼし副作用が現れることがあります。

葉酸を過剰摂取したときの副作用とは

1日に1,000ug以上の葉酸を過剰摂取をした場合、食欲不振、むくみ、吐き気、発熱、不眠症などの副作用が現れることがあります。その他にも、皮膚に現れる蕁麻疹(じんましん)、毛細血管が拡張することによる赤い斑点、呼吸障害が発症する可能性もあります。

さらに、葉酸の過剰摂取は亜鉛の吸収を阻害する作用もあります。亜鉛は、体を構成するタンパク質の代謝を助けるため、胎児の成長には重要なミネラルの一種です。さらに、亜鉛には歯や骨を強くするとともに内臓や筋肉の働きをサポートする役割があることから、葉酸の過剰摂取で亜鉛の吸収率が低下すると、体調不良や肌トラブルを引き起こすことにつながります。

参考:葉酸の過剰摂取が妊婦さんにあたえる影響と副作用

妊娠中の葉酸サプリの過剰摂取で子供が喘息になる!?

オーストラリアのアデレード大学が行った、妊婦の葉酸摂取と喘息発症リスクの研究では、妊娠後期(妊娠30~34週)に積極的に葉酸サプリを摂取した母親から生まれてきた子供は、喘息になる確率が高かったという報告が出されました。

このことから、妊娠中に葉酸サプリを摂取することは危険だと、誤った認識が広がりましたが、この研究結果はあくまでも葉酸サプリを過剰摂取した場合の一例です。葉酸サプリは既定の量を守り過剰摂取しなければ、喘息の発症リスクを高めることはありません。

参考:知っておきたい正しい葉酸の摂り方と小児喘息の関係

葉酸の過剰摂取はビタミンB12欠乏症の発見を遅らせる

葉酸サプリの過剰摂取は、ビタミンB12欠乏症の発見を遅らせるリスクもあります。ビタミンB12とは、葉酸と協力して赤血球を作り出すことや、睡眠をコントロールしたり、神経の働きを整えたりする作用のある栄養素です。

特に妊娠中と産後の体には欠かせない栄養素であり、体内のビタミンB12と葉酸が欠乏すると、体に必要な赤血球を作ることができず、赤血球になれなかった未熟な細胞の巨赤芽球(きょうせきがりゅう)が増えて、巨赤芽球性貧血と呼ばれる貧血を発症し立ちくらみ、めまい、息切れなどの症状が起こりやすくなります。また、巨赤芽球性貧血は、葉酸とビタミンB12のどちらか一方が減っても発症することが特徴です。

ビタミンB12の欠乏が原因の場合、貧血の症状以外にも運動失調や足のしびれなど神経症状も現れますが、葉酸サプリを過剰摂取しているとビタミンB12の欠乏を余った葉酸が補ってしまうため、ビタミンB12欠乏症の発見が遅れて症状を悪化させるデメリットもあります。

参考:妊娠中に摂取したほうがいいビタミンと控えたいビタミン

葉酸の過剰摂取を防ぐための注意点

葉酸の過剰摂取を防ぐためには、1日の上限である1,000ugを超えて摂取しないことです。そのために注意したいことは、葉酸サプリを購入するときは1日分の摂取量に配慮されている商品を購入し、たとえ体にいいからといっても規定量を守って飲みすぎないことです。

参考:葉酸サプリを安全に飲むために知っておきたい副作用と注意点

また、万が一、外食や忙しさで1日飲み忘れたとしても2日分をまとめて飲まないことも重要です。病気の治療に葉酸の摂取を行っている場合は、食生活や葉酸サプリの摂取について主治医と相談し過剰摂取を防ぎましょう。

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