妊娠すると貧血になりやすい!?知っておくべき貧血の対策法

妊娠すると、立ちくらみや疲れなどの体調不良を起こす方が多いですが、その原因は貧血かもしれません。多くの妊婦さんが妊娠中の貧血を経験しており、不安を感じています。この記事では、妊娠中の貧血はなぜ起こるのか、原因や症状について詳しく解説します。さらに、妊娠中の貧血の改善策もご紹介していますので、併せて参考にしてください。

妊娠中に貧血が起こりやすくなる3つの原因

貧血とは、赤血球に含まれるヘモグロビンの量が減った状態をいいます。妊娠中に貧血を発症する妊婦さんは多く、4人に1人が経験しているというデータもあります。この妊婦さんに見られる貧血は、ほとんどが体内の鉄分不足で発症する鉄欠乏性貧血です。

ヘモグロビンには、酸素と結びついて全身へ酸素を運搬する役割があるため、鉄分不足で血液に含まれるヘモグロビンが減少すると、酸素が行き届かない部分が出てきて、さまざまな体調不良を引き起こすことになります。

原因1.赤ちゃんへ血液を送るため鉄分不足になる

鉄欠乏性貧血を発症する主な原因は、お腹の中の赤ちゃんに酸素と栄養を届けるのに大量の血液を子宮に送るからです。妊娠中は多くの鉄分を赤ちゃんに使うため、ヘモグロビンに必要な鉄分が不足して、貧血を起こしてしまいます。

原因2.妊娠中は血液が変化する

妊娠中は赤ちゃんに血液を送ることから、母体は通常の1.5倍ほど血液の量が増加します。このとき血漿(けっしょう)と呼ばれる血液の液体成分が増えることに対して、ヘモグロビンを含む赤血球は1.2倍程度しか増えないため、血液が薄まった状態になり貧血を発症しやすくなります。

原因3.つわりによる食欲不振で貧血になる

妊娠初期では、つわりによる食欲不振で体が栄養不足になり貧血を発症することもあります。つわりの症状は個人差がありますが、妊娠5~6週あたりから妊娠12~16頃まで続くことが一般的とされ、重いつわりでは食事ができなくなることもあります。

参考:妊娠中のつわりはいつまで続くの?つわりの基礎知識と対策法

葉酸とビタミンB12不足で起こる貧血もある

妊娠中に発症する貧血のほとんどが鉄欠乏性貧血ですが、まれに巨赤芽球性貧血が起こることもあります。巨赤芽球性貧血とは、赤血球を作るために重要な葉酸とビタミンB12が不足したことで発症する貧血です。

妊娠中の貧血はどんな症状があるの?

妊娠中の貧血は、軽度の鉄欠乏性貧血であれば、ほとんど自覚症状がなく過ごせます。しかし、重症になると次のような症状が現れます。

  • めまいや立ちくらみ
  • 体がだるく疲れがとれない
  • 動悸が起こり、すぐに息切れする
  • 寝つきが悪く朝は起きづらい
  • 顔色が悪い
  • 耳鳴りがする

妊娠中の貧血が赤ちゃんにあたえる影響

軽度な貧血の場合は、赤ちゃんへの影響は心配ありません。ただし、重症の貧血になると、母体の体調不良だけでなく赤ちゃんへの影響も出てきます。赤ちゃんは、へその緒や胎盤を通じて子宮へ送られた血液中の酸素で呼吸をしていますが、母体が貧血でヘモグロビンが少ない状態では、赤ちゃんの体も酸素が不足してきます。

また、赤ちゃんの体が形成される妊娠初期に母体が重度の貧血を発症した場合は、発育不全で低出生体重児のリスクが上がるといわれます。その他には、貧血の症状である、めまいやふらつぎで転倒を起こしてお腹をぶつけるなど、間接的な影響も考えられます。

出産時と産後の貧血も要注意

妊娠中の貧血は、出産時や産後の体にも影響することもあります。出産時の出血量は個人差がありますが、妊娠後期も貧血が続いていると血圧が下がりやすく、出血量が増えることもあります。また、産後の貧血は、母乳を作るために必要な血液が不足した状態になり、母乳の出が悪くなることがあります。

妊娠中の貧血を改善する3つの方法

妊婦さんは、妊娠初期から出産後まで血液が不足しがちで貧血を起こしやすい状態といえます。赤ちゃんと母体の健康を守るためには、次のような対策をとる必要があります。

1.鉄分の多い食事を食べる

妊娠中の貧血は、ほとんどが鉄分不足による鉄欠乏性貧血ですので、鉄分を含む食品を積極的に食べることが貧血予防になります。鉄分は野菜などに多く含まれる非ヘム鉄と、肉や魚などに多く含まれるヘム鉄の2種類があります。

妊婦さんの貧血対策には、非ヘム鉄を多く含む、ひじき、納豆、小松菜、ほうれん草などがおすすめです。その他には、ヘム鉄を多く含む食品として、レバー、カツオ、牛もも肉、豚もも肉などもあります。

ただし、レバーは鉄分が豊富に含まれる食品として知られていますが、ビタミンAも多く含むことから、過剰摂取すると赤ちゃんの先天異常のリスクを上げる可能性があるため、食べ過ぎに注意が必要です。

参考:妊娠中に摂取したほうがいいビタミンと控えたいビタミン

2.ビタミンCを摂取する

ビタミンCは鉄分の吸収を高める作用があることから、貧血対策に摂取したい栄養素です。鉄分の吸収率を高めるためには、鉄分を含む食べ物とビタミンCを含む野菜や果物を一緒に食べることがおすすめです。

3.葉酸とビタミンB12を摂取する

妊婦さんの貧血には、造血作用のある葉酸とビタミンB12が不足することで発症する、巨赤芽球性貧血もあります。体内の葉酸とビタミンB12が減ると、骨髄の細胞分裂が正常に行えず赤血球が減ってしまいますので、巨赤芽球性貧血を予防するためには、食事やサプリメントで葉酸とビタミンB12をしっかり補うことが大切です。

貧血を経験する妊婦さんは多いですが、食生活の見直しても貧血が改善しない場合は、我慢をせず主治医に相談するようにしましょう。

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